近藤内科病院
  近藤彰院長  

     

院長
近藤 彰
 

ごあいさつ

 
ホスピス開設7年の進歩と今後

 2002年4月に当院に「ホスピス徳島」が誕生して7年8カ月が経過しました。この間、ホスピス・緩和ケアの環境が随分進んでまいりました。2007年には、がん対策基本法が施行され、ホスピス緩和ケアに携わってきた医療者が望んでいた指針が法律でもって示されました。その指針はホスピス緩和ケアを病初期も含めて全ての病期で行う事、またホスピス病棟はもちろんのこと、一般病棟、在宅・介護施設においても行う事です。
 このようなホスピス緩和ケアの環境が整いつつある事と、緩和医療の進歩でホスピス徳島において、症状の緩和ができて家に帰る患者さんも少しずつ増えてきており、在宅での緩和ケアの充実が急務になっています。そこで、2年前から私たちは徳島市医師会と協同してホスピス緩和ケアネットワークをどうするかを相談しています。このネットワークは、がん拠点病院・緩和ケア病棟・訪問看護ステーション・在宅に関わる診療所・介護施設などの多くの医療・介護の現場がホスピス緩和ケアについての連携を図るということで機能するものであり、引き続き徳島市医師会と共にネットワーク構築の作業を進めてまいります。
 最近のがん治療の進歩は著しいものがあります。QOLを向上させるために、疼痛緩和のほかに放射線治療・化学療法・手術療法がさらに発展する時代であり、私たちのホスピス徳島もこの進歩を取り入れていく必要があります。一方、ホスピス病棟では多くの患者さんが、旅立たれた時、100人が100人そのお顔は穏やか(Peaceful Face)であります。がん末期から Peaceful Face までの間、家族と患者さんに穏やかな時間を過ごして頂けるようにするケアが非常に重要です。今後、家族の皆様・医療者・ボランティア・地域の皆さんと一緒にこのケアができる「ホスピス徳島」にしていきたいと考えています。


                           2009年12月

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