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NPO法人ホスピス徳島がん基金
理事会挨拶 理事長近藤彰 2025年3月13日
理事の皆さま、本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。日頃より、当法人の活動にご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
当法人はコンパッショネイト・ホスピタルとコンパッショネイト・シティを掲げています。コンパッショネイトとは、思いやりや共感を持って寄り添うことを意味します。
・コンパショネイト・ホスピタルとは
「がんと向き合う患者さんやご家族にとって、病院は単なる治療の場ではなく、心の支えとなる場所でもあります。ある患者さんがこうおっしゃいました「ここに来るとただの患者ではなく、一人の人間として尊重されていると感じます」と。昨日、うらのホスピスガーデンにおいて恒例のタコ焼き大会を行いました。9時から16時まで1000個を超えるたこ焼きをやき、入院患者さんに召し上がっていただきました。午後の回診で、脳腫瘍の女性患者さんから「おいしくて6個もいただき、病気を忘れてしまいました。ありがとうございました。」と感謝していただきました。
当法人は緩和ケアをとおして思いやりや共感を持って寄り添う医療をサポートしていきます。
・コンパッショネイト・シティ
コンパッショネイト・シティとは医療従事者だけが作るものではありません。地域のすべての人が、「助けが必要な時に、さりげなく手を差し伸べる社会」を築くことが大切です。例えば、がん患者の方がバス停で荷物を持つのに苦労しているとき、そっと手を貸す。それもコンパッショネイト・シティの一歩です。
今日から、皆さんの身近な人に、一言声かけをしてみてください。「大丈夫?」という言葉がどれほど人の心を温めるか、ぜひ実践していただければと思います。

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