top of page
コールドポリペクトミー(CP)
コールドポリペクトミー(CP)とは、高周波(通電)を使用しない、ポリープ切除術のことです。
今まで当院では、大腸ポリープは入院していただいて切除を行っていました。しかし、『コールドポリペクトミー』を行うことによって、外来での治療が可能となります。小さいうちにポリープを切除することによって、大腸癌での死亡率を減らすことができると報告されています。
適応
・10mm未満の有茎性でない(首のない)、低異型度線種
癌の疑い、陥凹のあるものはできない。
方法
・1~4mmの微小ポリープはジャンボ鉗子を使用
・5~9mmの小ポリープはコールド専用のスネア(金属のワイヤー)を使用
メリット
・熱傷を伴わないので、出血や穿孔(腸に孔が開く)の危険性が低い。
従来のポリペク(高周波を用いた)では、出血が1~2%、消化管穿孔が0.2%発生するといわれているのに比して、コールドポリペクトミーでは出血1%未満、穿孔は報告されていない。
・外来で治療できる(入院しなくてよい)。
医療費
・従来の入院してのポリペクトミー 3割負担の方 約4~5万円
(食事代、部屋代、雑費は別途必要)
・外来でコールドポリペクトミー 3割負担の方 約2~3万円
※切除部位の箇所で料金が変わります。
bottom of page