アルツハイマー型認知症・MCIの治療
【はじめに】
65歳を超えると物忘れが多くなったと感じられ、ひょっとしたら認知症の始まりではないかと心配される方が多いのではないでしょうか。2階に携帯電話を取りにいって、あれ何を取りに来たのかなと一瞬考えたり、外出したあとに玄関の鍵を閉めたか心配になったり、親友の電話番号や名前が直に思い出せなかったりする経験は多くの方があるのではないでしょう。これらの症状は主観的認知症(SCD)あるいは軽度認知障害(MCI)の可能性があります。
「認知症ではないか不安」「今後どうなっていくのだろうか心配」などの問題をかけておられる方は当院のご相談ください。

【認知症治療】
2023年はアルツハイマー病の新薬が登場し、2024年になってアルツハイマー病の早期診断が可能となり、早期治療もはじまっています。2024年3月から当院において徳島大学脳神経内科と共同して早期認知症の診断と早期アルツハイマー病の治療を始めました。
【アルツハイマー型認知症】
認知症は65歳以上の約6%に発病して、超高齢化したわが国の最大の病気の一つです。
いま認知症薬は4種類ありますが、いずれも症状をやわらげる程度の効果しかありませんでした。
2023年には、アルツハイマー病の原因と考えられているアミロイドℬの蓄積を取り除く抗体薬が登場して、認知症の治療が始まる時代になってきました。2023年10月レケンビ
(レカネマブ;エーザイKK/バイオゼンKK)が保険収載され12月から米国につづいて日本でも使用できるようになりました。
2025年6月から当院にて「レケンビ」の点滴治療を徳島大学病院脳神経内科と共同して実施しています。
レケンビの治療を徳島で開始して一年経過しました。その結果は約50名の患者さんの治療が行われ、副作用はほとんどなく治療中生活に前向きになっておられます。この治療のゴールは認知症状の進行が抑えられ天寿を全うすることです。





予 約
認知症の早期診断と治療をご希望の方はご連絡ください。
TEL 088-663-0020
予約制で金曜日15:00です。
担当:近藤 彰(日本神経学会専門医)
藤田浩司(日本神経学会専門医・日本認知症学会専門医)

